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意外と知らない?ユニークなAPI4選とその活用方法を考えてみた

目次

  1. APIとは?何の略?簡単に説明!
  2. ちょっと変わった面白いAPI4選!活用方法も!
  3. APIの未来は?AIとの関わりも重要?
  4. -まとめ-

1.APIとは?何の略?簡単に説明!

API(Application Programming Interface)というものをご存知でしょうか?
IT関係者ですとよく聞く言葉かと思いますが、簡単に言うとアプリケーション同士が互いにデータや機能をやり取りするための「窓口」となる仕組みです。

APIを使うことで異なるシステムやアプリケーション間でのデータ連携が簡単になり、開発者はゼロから機能を作成する必要がなく既存のリソースを活用できます。
これが無かったらできる事が限られてきてしまう程、私のようなエンジニアには必要な仕組みです。

APIの利用例として、Google Maps APIを使って自分のウェブサイトやアプリに地図機能を簡単に組み込んだり、Twitter APIではツイートの取得や投稿ができ、他にもデータの分析、アクションの自動化などがあります。
つまりAPIのおかげでエンジニアはスムーズに機能を開発でき、ユーザーに便利なサービスを提供できるようになっています。

APIについては下記の記事でもっと詳しく紹介しておりますので、よろしければこちらもご覧ください。

ざっくりとAPIがどういう物か分かった所で、次の項ではその中でも一般的と言うよりかは少しマニアックに寄せたAPIを紹介します!

ちょっと変わった面白いAPI4選!活用方法も!

APIは大きな企業では割と提供している所が多く、googleXyahooなど思いついた名前のIT企業では大体何かしら提供されており、身近なサービスで使用されています。

それらとは違って「これはどういったシーンで使用するんだろう?」「こんなAPIあったんだ!」と思うようなものも中にはございまして、今回はそういったユニークなものを4つをチョイスしてみました笑
そして紹介するだけでなく、そのAPIの活用方法も考えてみようと思います!

湧水スポットAPI

https://tabi2api.docs.apiary.io/#reference/0/0/0
このAPIは全国各地の湧水スポットの情報を提供してくれるAPIでして、都道府県や地名などを入力することでその場所の近くにある湧水スポットの緯度経度、調査している団体、実際の写真など詳細なデータが取得できます。
観光という大きな枠組みやグルメなどのスポット情報を取得できるAPIは色々ありますが「湧水」に絞っているのは少しニッチな所を攻めていると思います笑

このAPIの活用法!

1.湧水を使ったグルメ情報を紹介する
湧水スポット近辺のお店ではそばや和菓子、豆腐など色々な料理に湧水が使われているので、グルメサービスと連携したりグルメマップを作成しても魅力的かもしれません。

2.指定した地名に沿った湧水観光ルートを提案、湧水を眺められる休憩&観光スポットの紹介をするサービス
湧水といえば忍野八海や深大寺不動の滝などが有名で、景色がよく風情があり観光地となっているスポットが多いので、観光アプリに組み込むのも良さそうです。

ご当地キャラカタログAPI

https://localchara.jp/services/api
こちらはキャラクター名や自分の現在の位置情報を使って、関連したご当地キャラクターやそのイベント、そのキャラクターに関係するスポットを取得できるAPIです。
ご当地キャラカタログのサイトからキャラクターの一覧を確認できるのですが、有名なものから全く聞いたことのないキャラクターまで網羅されており、その数は3,500を超えております。
その数や地元との親和性から観光サービスとの連携に向いていそうなAPIです。

このAPIの活用法!

1.実際に会ったキャラクターにチェックをしてコレクションしていく機能のwebサービスを提供
ご当地に実際に足を運んでもらうきっかけ作りにもなりそうですし、マイナーだったり活動日が少ないキャラクターにはレア度を高くつけてみるなど、キャラ毎で差別化をしてみても面白そうです。

2.twitterAPIと連携して日めくりで今日のオススメご当地キャラクターをツイートしてご紹介。新たなご当地キャラとの出会いのきっかけを作る。
ご当地キャラカタログのX公式アカウントで過去にキャラ紹介を行なっていた様なのですが、人力でのツイートでしたのでAPIで自動化すると良さそうです。
インパクトのあるキャラもいそうなので、場合によってはプチバズりもあるかもしれません笑

FBI Wanted API

https://www.fbi.gov/wanted/api
FBI Wanted APIは、FBIが現在捜査している逃亡者や重要な犯罪者の情報にアクセスしてデータを取得できるAPIです。
データには犯罪者の名前、写真、容疑、発見場所の可能性などが含まれており、法執行機関や一般市民が逃亡者を識別するために利用されることを想定しています。

試しにAPIを実行してみると犯罪者1人1人のデータが取得でき、罪状や写真付きのpdfファイルへのリンクまで出てきます。
オープンなネットワークからこういった情報に普通にアクセスできてしまうことに驚きですし、活用方法としてはかなりマジメな取り扱い方となりそうです。

このAPIの活用法!

1.犯罪予防教育アプリの作成&組み込み
学校や地域コミュニティ向けの犯罪予防教育アプリに、FBI Wanted APIを活用して最も指名手配されている犯罪者のケーススタディを紹介。
具体的な事例を使いながら犯罪防止や安全対策について教育するアプリとして活用できそうです。

2.旅行先の治安確認サービス
旅行予定地で実際に起きた事件などをFBI Wanted APIのデータを元に一覧化して、旅行前にインプットしたり現地でも確認して危険を事前に回避できるサービスを提供します。地域よっての犯罪の傾向なども分析できるとなお良さそうです。

美容天気API

https://contents-pocket.net/beauty-weather_api.html
美容天気APIは、日々の天候に基づいてスキンケアや美容に関するアドバイスを提供するAPIです。
天候の要素(気温、湿度、紫外線量、風速など)を分析し注意報という形式で配信し、それに応じた美容ケアの提案をしてくれます。
例えば「毛穴注意報」「ニキビ注意報」「ヘアスタイル注意報」「香水注意報」などがあり、名前だけ聞いてもユニークです笑
個人的には湿気に対するくせ毛対策のアドバイスをくれる「ヘアスタイル注意報」が気になります!

このAPIの活用法!

1.気象条件に合わせた化粧品販売システム
ECサイトで美容天気APIを活用して天気に応じた商品を推奨するシステムを構築し、雨の日には湿気に強いヘアケア商品やコスメ、暑い日にはUVカット機能のある化粧品を優先して提案します。
ユーザーはその日の天気に適したアイテムが簡単に見つかるようになります。

2.AIと連携した天気予報番組風の配信
どのAPIも「注意報」という表記なので、実際に動画やラジオの天気予報番組の様な形で配信するとユニークかもしれません。
美容天気APIからはテキストで注意報が配信されるので、それをAIで読み上げてもらうことで天気予報の様な見せ方ができるかと思います。

APIの未来は?AIとの関わりも重要?

APIの今後に最も影響を与えそうなのがAIで、昨今のAIの普及で今後のAPIは単なるデータ交換のツールから、より高度な機能提供へと進化すると思います。
AI搭載APIは自然言語処理、画像認識、音声分析などをリアルタイムで行い、より高度なデータ分析や自動化が可能となります。

2024年10月現在ですでに数えきれないほどのAI搭載APIが運用されており、例として「OpenAI GPT API」による文章作成や「Amazon Rekognition」による顔認証サービスなどがあります。
AI搭載APIによってユーザーのニーズに応じた応答や予測を提供する機能が増えてくるので、提供できるサービスの幅も広がっていきそうです。

まとめ

今回はAPIの中でもユニークなものにフォーカスしてご紹介させていただきました。
APIは膨大な数がありこれは無さそうだなあと思う機能のものが意外とあったりしますので、サービスを作りたいと思った時に色々調べてみると良いと思います。

ただ、利用料金がかかったり上限があるものが多いので、そういった懸念点や運用費を念頭に置いて使用することにはなります。
または自分が提供する側でAPIを作成してみるのも面白いかもしれません。

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この記事を書いた人

福永 竜二

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