MISSION
エンタクルグラフィックスではACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWNのWEB制作でプロモーションに携わったご縁から、2024年に発売されるNintendo Switch版ACECOMBAT 7 のプロモーションを目的にYouTube動画の制作、システム紹介動画、TVCM制作と、3つのご依頼をいただきました。
2019年の発売から5年が経っているタイトルを、既存ファンの期待を損なわず、かつ新規ユーザーに向けダイナミックな演出やゲーム性を知ってもらえるクリエイティブに仕上げていく必要がありました。
プランニング
ストーリー、アクション、飛行シーンをそれぞれを軸にしたコンセプトのYouTube動画では、テーマごとの魅力をどう引き出すかを重点に考え、例えばストーリーを軸にしたコンセプトではストーリーだけにフォーカスして雰囲気が伝わるように、それぞれのテーマに沿ってじっくり動画で表現しました。
クリエイティブ 素材の整理について
動画を制作する前に行わなければいけない工程として”素材整理”が挙げられます。地味な作業ですがとても重要な工程でもあります。
クライアント様から頂いているイメージやご要望、表現したい内容などイメージの共有がありましたが、それらに合うカットを膨大な素材の山から見つけ管理します。
全ての動画を見返し、ストーリーを反芻してから、撮影された飛行シーンや攻撃シーン、洋上・山岳その他様々なシーンをタグ付けし、タイムラインに並べて素早く目的の動画を検索できるシーン検索用の動画を作り作業します。
クライアントからのイメージは参考にしつつ、その意図を汲み取り自分でチェック・選んだ素材を使い制作しました。
新しいご依頼にも素材の整理をしておくことで、作業を効率よく対応することができました。
デザイナーの作業画面
クリエイティブ システム紹介動画について
今回の一連の動画制作は、ACECOMBATシリーズのメインタイトルのプレイ経験があるデザイナーが、エースコンバットファンだからこそ作れるクリエイティブにしたいと当初より強く考えていました。
PVやCMなど過去作の構成やセオリーはすでに把握できていましたので、後半で使われるシーンなどをあえて冒頭部分に使うなど、セオリーを崩すような構成なども意識し、「違い」を感じてもらえるよう意図しました。このような細かな演出はクライアント様からも評価をいただきました。
クリエイティブ ナレーションについて
システム紹介動画はナレーション収録の工程がありました。
クライアント様から事前にシナリオと原稿、動画イメージを共有されており、前述の通り、素材整理をすでに終えてあったので、動画全体の組み立てはスムーズに進行できました。
制作過程で主に時間を費やしたのは、原稿文字数と決められた尺サイズを合わせる行程でした。
原稿に合わせて仮ナレーションを入れた5分程度の動画を作っていき、ブラッシュアップを重ねて3分間の動画に収めていきました。
ベストカットが無い場合は、クライアント様にご依頼しシーンの再収録を行なっていただきました。そのご協力もあり、スムーズにプロジェクトが進行しました。
スタジオでのナレーション収録
クリエイティブ
作品のバランスや緩急は細かい作業の積み重ねで作られ、それが具体化された時に仕事の楽しさを感じます。
一つ一つの作業や過程を楽しんでこそ、エンターテイメントな作品に仕上がるのではないでしょうか。
エンタクルグラフィックスではこれからも誰もがワクワクするクリエイティブを目指します。