MISSION
村上開新堂様は明治7年の創業から140年近い歴史をもつ日本で初めての洋菓子専門店です。
村上開新堂様が創業から変わらず守り続けている「手作り・クラフトマンシップ」にフォーカスし、お菓子作りへの実直な取り組みをサイトを訪れるお客様にどのように伝えていくかが、今回のサイトリニューアルにおけるメインミッションとしました。
プランニング
村上開新堂様が編纂・発行されている書籍があり、まずはこちらをスタッフ一同で読むところから着手しました。
創業から現在に至るまでの様々な出来事や歩みを深く知るとともに、日本の洋菓子の草分けとして歴代ご当主の方々が並々ならぬ努力と創意工夫をかさね、今の味を守りつづけていることを深く理解しました。
ブランドサイトとしてコンテンツの主な柱として
- 創業からの歩み・歴史
- 手仕事へのこだわり
と方向性を絞り込みました。
上下巻にて変遷された村上開新堂書籍。140年の歴史が詰まっていて、サイトのコンセプトを決めるにあたり大きな指針となりました。打ち合わせ前に下地を作ることができたので、打ち合わせではサイトの方向性をつかむ助けとなりました。
撮影・インタビュー
村上開新堂様との対面でのお打ち合わせを重ねる毎に、お菓子作りへの丁寧な姿勢や強いこだわりを感じていきました。サイトリニューアルにはクラフトマンシップ溢れるスタッフの方々の撮影が不可欠と結論しました。
村上開新堂様のお菓子作りへのひたむきな姿勢そのものが一つのコンテンツになりえることを改めて実感した瞬間でした。
サイト内では一つ一つの意味やこだわりがある作業にフォーカスして、丁寧なお菓子作を行うその姿勢を表現しました。
デザイナー同席の上、事前にインタビューやテスト撮影をさせていただきました。コンテンツの内容や最終的なアウトプットのイメージをもって撮影に望みます。製造工程のひとつひとつを確認しながら撮影となりました。
クリエィティブ
コンテンツの1つ目の柱「創業からの歩み・歴史」をTOPページ扉絵からHistory・Episode・Generationsとひとつなぎでダイナミックコンテンツとして表現しました。
ページスクロールとともに140年の歴史を年表とともに読み進むことができます。
クラフトマンシップでは、徹底した手作りにこだわる思いや、お菓子作りに真摯に向き合う村上開新堂様の姿勢を写真とシンプルなテキストで表現しました。
今でもすべてクッキー一つ一つを手作業で詰めているとてもうつくしい缶。
撮影時には缶自体を幾何学的に配列して、缶の中身の美しさを強調しました。