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プロジェクト管理ツールの使い方〜Backlog編〜

目次

  1. Backlogについておさらい
  2. Backlogを使用してのタスク管理
  3. Backlogによる全体スケジュールの管理
  4. Backlogでのファイルや最新情報の共有
  5. BacklogにおけるGitやSubversionの使用
  6. Backlogでの工数管理
  7. -まとめ-

以前オススメのプロジェクト管理ツール3選でご紹介させていただきましたツールのうち、今回はBacklogの機能についてご紹介させていただきます。

1.Backlogについておさらい

前回のおさらいにはなりますが、Backlogの大きな特徴としては「機能が多い」「ヘルプが充実している」「UIが分かりやすい」という点で、プロジェクト管理ツールに初めて触れる方にオススメのツールと紹介させて頂きました。
今回はその中で代表的な機能をまとめさせて頂きましたので、それぞれの解説やポイントをご紹介させていただきます。
※ヘルプ機能に関しましてはこちらの公式ヘルプから内容をご確認いただければと思います。

2.Backlogを使用してのタスク管理

Backlogでは「課題」メニューからタスク管理を行えます。
課題作成時に件名、内容、状態(ステータス)、担当者、期限、優先度などが設定できます。
課題のステータスには進捗状況を表す「未着手」「進行中」「完了」などが設定できますので、プロジェクトの進行状況を把握しつつ「優先度」の項目などと合わせて、緊急性のある課題があれば早めに対処することもできます。

また、課題を区分できる項目もいくつかあり、主に下記の様に課題を区分けすることができます。
・作業の区分(質問、要望など)
・カテゴリ(デザイン、マークアップ、TOPページ、ABOUTページなど)
・マイルストーン(仕様決定、デザインフェーズ、リリース作業などのフェーズ分け)

<POINT>
特に各項目での絞り込みやソート機能が便利ですので、自分が担当のものや特定カテゴリーの課題のみを表示すると、課題が探しやすく作業効率効率が良くなります

3.Backlogによる全体スケジュールの管理

全体スケジュールの管理に便利な機能としまして、先述した課題に開始日や終了日を設定しますとそれらをガントチャートとしてまとめて表示してくれます。
ガントチャートとして表示する事で、課題の一覧よりもプロジェクトの流れが視覚的に分かりやすくなり、どのタスクを順番に対応していくかも把握しやすくなります。
また、課題一覧と同様にガントチャート画面でも担当者やカテゴリー毎に絞り込んで表示をすることが可能です。

<POINT>
タスクの順番を把握する事で、「Aのタスクが終わっていないのでB、Cのタスクが進められていない」等というトラブルを防ぐことができます

4.Backlogでのファイルや最新情報の共有

ファイル機能ではプロジェクトで使用するファイルをアップロードし共有することができます。
バージョン管理機能も備わっているためファイルの変更履歴を管理することも可能です。

wiki機能では課題の記載ルールやテストサイトへの接続情報といったプロジェクトの知識や情報を共有でき、誰でも必要な情報に簡単にアクセスし編集ができる様になります。

<POINT>
後からプロジェクトに入った人が把握しやすい形でフォルダを整理、wikiをまとめておく事は細かいですが大事なポイントです

5.BacklogにおけるGitやSubversionの使用

Git・Subversion等のバージョン管理機能とも連携していますので、プロジェクトで使用するソースコードやドキュメントなどのバージョン管理が容易になります。
Backlogで提供しているGitなどにファイルを反映すると、その変更内容をBacklogの管理画面から確認したり、課題からそちらへのリンクを貼って変更箇所を共有する事もできます。
Gitではブランチやプルリクエストの画面なども一通り揃っております。

<POINT>
容量の大きいファイルを多数管理するとBacklog全体で使用できる総容量を圧迫してしまいますので、その場合はファイルの削減や別サービスの検討なども考慮しましょう

6.Backlogでの工数管理

課題の登録or編集画面から予定時間と実績時間を設定することで、工数の管理が行えます。
予想時間と実績時間を比較することで、工数の算出や個人・プロジェクト全体のスケジュール感を把握することができます。

まとめ

今回はBacklogについて紹介させて頂きました。
最後に実際に私自身が使ってみた所感で【良い点】と【気になった点】もまとめさせて頂きます。

【良い点】
・複数人で同時にプロジェクトやタスクを管理&進行する為に必要な機能が一式揃っている
・課題一覧やガントチャート画面がとても良くまとまっており、視覚的に見やすく管理がしやすい
・他の管理ツールでは別途準備する事が多いGitなども準備されていたりと、痒い所に手が届いている

【気になった点】
・多機能ゆえに画面に情報量が多く、プロジェクト管理ツールを初めて使う方は少し戸惑ってしまうかもしれない
・管理する項目や課題が多くなってくると、読み込みに時間がかかる事がある
・基本的に有料での利用なので人によっては料金が気になる

まとめでも触れている様にBacklogは機能が多いツールになりますので、今回紹介させていただいた用途以外にも応用することができるかと思います。
その中でプロジェクトの形態に合った機能をピックアップし、運用方法をテンプレート化していけると導入の恩恵を得られるツールだと思います。

この記事を書いた人

福永 竜二

fukunaga

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