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AIの過去から未来

目次

  1. AIについて
  2. AIの種類
  3. webサイトとAI
  4. これからのAI
  5. -まとめ-

2023年現在、とてもホットな内容として日々情報が更新されているAIですが、改めてAIはどういうものがあるのか、そもそもAIはいつからどのように使われてきたのかなど、改めて調べ直してみましたので記事にまとめさせて頂きます。

1.AIについて

人工知能(AI)は、人間の知能をコンピュータによって再現する技術でして、ニュースや普段の生活でも「AI」というワードはよく耳にするかと思います。
AIという言葉は割と昔から聞いている印象だったのですが、調べてみると想像よりもさらに古い1950年代からAIは存在しているようです。

その頃は自然言語処理(例:翻訳機能)、ゲームのチェスや将棋のAIがなどが登場し、特にチェス・将棋などのAIはその時点で人間のトッププレイヤーを打ち負かす事もあったそうです。
確かに私が幼い頃にPCを触った時にはすでに「AI囲碁」や「AI将棋」といったものがあり、ゲームとAIはとても古くからある組み合わせのようです。

登場から順調にAIは進化していったかと思っていたのですが、意外な事に1970年後半・1980年後半には研究者の間でAIの知能の範囲や能力に疑問が生じ、AIの開発が下火になる期間もあったそうです。
その期間を経つつも1980年以降のコンピューター技術の進歩によりAIはさらに進化していき、2000年代にはビッグデータと呼ばれる音声、動画、画像、文章などなど多種多様で膨大なデータをAIで管理・解析・学習するようになり、リアルタイムな情報の更新やデータを元にした予測を行えるようになりました。
特にこの辺りから身近なところでAIの恩恵を感じるようになってきた気がします。

そしてビッグデータの活用から現在までにはその他にも、医療や産業など私たちの生活をサポートするAIがどんどん登場していきました。
では現在では実際にどのようなAIが活用されているのか、次の項でご紹介できればと思います。

2.AIの種類

AIは様々な分野で活用されており、身近な生活から企業単位で利用されるものまで、ざっくりとカテゴリで分けると以下のようなものがあります。

画像認識

画像認識は画像や動画から物体や人物などの特徴を認識する技術で、自動運転車やロボット、医療診断などに活用されています。
有名なものですと自動運転ではGoogleのWaymo、顔認証などはソフトバンクのPepperなどが有名です。
Pepperは飲食店や企業の受付などでも見かけて、印象に残っている人は多いかと思います。

自然言語処理

自然言語処理は人間の言葉をコンピュータが理解し処理する技術です。
チャットボットや音声認識システム、翻訳などに活用されていて、Google翻訳Googleアシスタントが該当します。
私もGoogleHomeを使用しており、例えば「おはよう」や「おやすみ」という言葉を検知して部屋の電気を切り替えたり、その日の天気予報やスケジュールを教えてくれたり、日常生活をとても便利にしてくれています。

機械学習

機械学習はコンピュータがデータを分析して自分で学習し判断する技術でして、昨今ですとChatGPTBardが有名かと思います。
いまではChatGPT等と会話をしたり、アイデアを考えてもらったりと身近な所に浸透しておりますが、そのChatGPTやBardはウェブ上のサイト、wikipedia、書籍、論文、ニュースなどのテキストデータから学習を行っています。
我々が今後ウェブ上に残すデータが活用されると考えると不思議な気持ちになりますね笑

また、機械学習が活用されている分野としては、チャットボットによる顧客対応、顧客の行動分析によるターゲティング広告、カスタマーサービスやマーケティング、金融などが該当します。
その他ですとチェスや将棋のAIでは過去の対局データから機械学習によって局面を評価し、どの手が優勢になるのかを判断しています。

ロボット

ロボットというと色々なものがイメージされますが、例えば製造業や物流では物を運んだりするアーム型のロボット、介護では要介護者を抱き抱えたり助け起こしたりする人型のロボットが活躍しており、目的によって機能や形が異なっております。
共通の目的としては、人間の代わりにさまざまな作業を行ってくれるという点です
一般家庭などの身近な所ですとアイロボットのルンバなども該当します。

医療

医療診断や治療、研究などの現場ではAIによって、がんや病気の検出・画像診断や遺伝子解析の精度向上・新しい治療法の開発などが進められています。
健康診断の結果から生活習慣病の疾病リスクを予測する事が可能なので、体調面で心配な人はそういったサービスを受けることも可能です。
ちなみにこの疾病リスクの予測などは先述したビッグデータを用いて、過去の患者のデータなどから生活習慣や食生活を参照して予測しているようです。

金融

金融においては金融市場の分析や投資詐欺やマネーロンダリングの検知などに活用したり、金融商品の価格予測やリスク管理の効率化が行えます。
また、金融業界はサイバーセキュリティ対策や電話応対、支店運用にコストがとてもかかっている為、AIによるチャットボットやモニタリング機能を導入する事でコスト削減などが望めそうです。

教育

教育現場ではAIによって学習者の理解度を把握して適切な指導を行うことや、教材の作成や採点の自動化などが期待されています。
苦手な科目に対してのアドバイスは私の学生時代にも欲しかったですし、教材の作成や採点の自動化は教職員の方の負担軽減や採点間違いなどを防ぐ事も含めメリットがとても多いかと思います。
タブレット端末を使用した授業も増えている兼ね合いで、教育現場へのAIの導入はどんどん増えていきそうです。

3.webサイトとAI

身近なAIの活用例を紹介させて頂きましたが、次に私達のようなwebサイトを制作する側が活用する上でおすすめのAI機能を紹介させて頂きます。

Cursor

公式サイト:https://www.cursor.sh/

VSCodeを使用している方は多いかと思いますが、VSCodeの機能はそのままにAI機能を追加したエディタ「Cursor」が登場し注目しています。
実際に触ってみた感想として、UIや操作感はVSCodeと全く変わらない為乗り換えも全く違和感はなさそうでした。
注目なのはAIにソースコードをチェックしてもらったり、htmlの並び替えなどを指示できると言う機能です。

例えば、ニュースエリアの1件1件をdtタグに記載された日付順に並び替えを行う際、普通ですと目視でコピペして修正を行いますが、ソースを選択してCommand+Kを押して表示された入力エリアに「order date」と入れてEnterを押すとAIがソースを直接編集して並び替えをおこなってくれます。
変更後の内容で良ければAcceptを押すと変更が確定されます。

また、Command+Shift+Lでチャットウィンドウが表示され、対話形式でソースコードのチェックなどを行えます。
「please validate」と入力してみると、「Your HTML code is almost correct, but there is an extra closing tag at the end」と返答が来て、divの閉じタグが無いことを教えてくれつつ、その下には修正されたソースコードを提示してくれます。

このような機能を使用することで、人間だけで行うと時間がかかったりミスをしてしまいそうな作業内容も、AIと対話してチェックなどを行うような環境になっていきそうです。

GPTEXCEL

公式サイト:https://gptexcel.uk/

GPTExcelはフォーム入力された言葉をAIで解析して、ExcelやGoogleスプレッドシートの関数を生成してくれるツールです。
私含めてExcelやスプレッドシートの知見が無い人が関数を書く際には、色々なサイトを巡って関数の内容や説明を見たりして、関数を複数組み合わせた際にどうなるかなど実際にトライ&エラーが必要になるかと思います。

こちらのツールでは行いたい内容をテキストベースで入力する事で関数を自動生成してくれるので、時間をかけずに実装を進める事ができ、出力された関数の概要や使い方・注意点などを解説してくれる機能もあるので、その場限りの関数生成だけなく勉強などにも使えるツールになります。
無料版では時間ごとに使用回数など制限があるようなので、本当に実作業で使用したい場合は有料版が良さそうです。

■無料機能
Formulas:入力された文言から関数を作成
Explainer:入力された関数の説明や補足
Regex Generator:文字列を正規表現に変換

■有料機能
SQL:入力された文言からSQL文を作成
スクリプト関連(VBA Script、Google Apps Scriptなど)::入力された文言からスクリプトを作成

4.これからのAI

これからAIの未来として議論されているものとしては「2045年問題」があります。
AIの進化によって2045年に「機械が人類の脳を超える」、つまり人間の脳と同レベルまたはそれ以上のAIが誕生するという予想が出ており、その時を技術特異点(シンギュラリティ)と呼んております。
その時に世界がどうなっているのか気になる所です。

そこで、その将来を見据えつつAIはどのような予想を行っているのか、
「AIと人類について」2つの質問を対話型AIに投げてみました。

Q. AIによって人類はどうなっていくでしょうか?

A. AIの活用により、人類はより快適な生活を送ることができるようになるでしょう。
ただ、それにより多くの仕事がAIに取って代わられる可能性がありますので、新たな雇用機会を創出する取り組みも必要です
そしてAIの倫理や安全性に関する研究を進め、AIが悪用されないようにする対策を講じることが重要です。

世間的に議論されていることから特に大きな差異は無い返答内容でした。
とてつもない未来の展開に関しての返答などを少しだけ期待してしまいました笑

Q. この先、AIを活用したどのようなサービスができると思うか予想してください

A. AIが人間の表情や声のトーン、言葉遣いなどを分析して、人間の感情を理解することができるようになる可能性があります。
その際は言葉の意味だけを受け取らず、感情に寄り添ったサポートや返答を行えるようになります。

これはSF映画とかでもよく見かけますし、すでに行っている所もありそうな気もします。
これによってますますAIと人間のような会話を行えるようになりそうです。

まとめ

今回はAIの歴史、活用例、未来についてまとめさせて頂きました。
2023年現在でもどんどん情報が更新されていっているAIですが、タイミングを見てまたその時の最新情報についてなどご紹介できればと思います。

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この記事を書いた人

福永 竜二

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