デザイナー未経験で、アートディレクターをしていると「どんな修正指示を出したらいいか?」「この修正でわかりやすいかな?」など考えることがあると思います。。。 ということで今回エンタクルからデザイナー2名とアートディレクター2名で座談会をしましたので、お悩みをこの記事で解消できればと思います٩( ‘ω’ )و
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今回エンタクルから座談会に参加したのは、アートディレクターの「相山」「高橋」、デザイナーの「平岡」「横堀」です!この記事は「横堀」が担当しております!(^^)
アートディレクターからデザイナーの修正指示の仕方
早速、アートディレクターからデザイナーに向けての修正指示の際にきをつけていることについて聞いてみました!
高橋
そうですね〜わかりやすく伝えるというのは前提として、ディレクターとデザイナーが1つのチームとして作るために、
・デザイナーが修正指示に納得して進められるようにする
のが大事だと思います!
また、個人の好みとかは排除して
・エンドユーザーにとって何がベストかを考えた修正指示
を心がけていますね。
相山
デザインについて細かく修正を入れるとなると、かなりスキルが必要になってくると思うので、ざっくりとしたイメージを持ってくる方がデザイナーも納得できそうだよねー
参考サイトのどの部分とか画像があるとわかりやすいね!
あとは、デザインの良し悪しっていうのはデザインをやっていないと中々わからないけど、
・読みずらい
・見ずらい
・ここを印象的にしたい
・btnが押しずらい
・狭いかもという違和感
っていうのはわかると思うので、細かく説明をつけて伝えてあげるとわかりやすいんじゃないかな!
横堀
確かに、「見ずらい」「読みずらい」はデザインがわからなくても、全員が感じ取れますよね!
修正回数を減らすためにできること
高橋
まずやっぱり前提には
・オリエンテーションの精度をあげる
・デザイナーが本格的に作り込んでしまう前に方向性の確認
というのが今後の制作に大きく関わってきますね。
いきなり最終のデザインで確認して、違うってならないように細心の注意をしていますね!
相山
そうですね!あと場合によっては、
・初めのタイミングで複数パターンラフを出してもらう
っていうのもお願いしていますね。その代わりラフの精度を軽くしたりとか!
横堀
心配だったら複数パターンを出した方が確実ですよね!細かい修正指示についてだと、
・「ちょっと詰めて欲しい」などの抽象的な修正
・横文字を使った修正
とかですかね〜
やっぱり感覚的な表現は人それぞれになってしまうし、オーソドックスではない横文字を使うと、検索して、理解して、でも表現は食い違いがあったり、なんてこともありますよね、、、
横堀
実際に私がデザインの修正をいただくときに、デザイナー同士でもわからない横文字はありますね(笑)(もちろん私の知識不足もありますが!!)
相山
ここは「ファジー」にして〜とかってこと?(笑)
確かにその人に意味聞きづらいよね(笑)
平岡
はははっ(笑)素直に聞けばいいんだよー!
横堀
そうですよねー(笑)
言っていることはなんとなくわかりますが、その人が思っている「ファジー」(?)になっているかはわからないので時間はかかってしまいますね。
相山
ニュアンスで伝えるのはよくないよね〜気をつけよ(汗)
平岡
今後横文字を使うんだったら、横文字と一緒に画像も添付して欲しいね!
デザイン修正指示の具体例とNG例
横堀
よくあるのが、「ここを目立たせたい」「文字、画像を大きくしたい」といった修正ですよね。
私が今までで感じてきた、わかりずらいと思うNG例は
・抽象的なイメージやニュアンス的な横文字を使うこと
・「違う案がほしい」と明確な指示がない
・資料がバラバラになっている
・「なるはやで」時間指定がない
先ほど言ったように、抽象的なイメージや横文字はもちろん、「違う案が欲しい」と言った説明のないものは結構厳しいですね、、、
あと案外多いのが、資料や修正指示の場所がバラバラなことですね!
figmaにコメントを入れたり、slackで返信したり、dropboxでコメントを入れたり!!!!
わけわかんなくなるのが、正直な話ですね(泣)
高橋
逆に言えば、それらを完璧にしたら文句なしだね!
・一つの資料にまとめる
・「みずらい、印象的にしてほしい」とか違和感のある部分をなるべく細かく修正を入れる
・webデザインだとしたらSP/PCで違くしたいから、こうしよう。という先読みの修正
とかですね。
平岡
僕も横堀さんと同じく修正ツールがバラバラなのは避けて欲しいですね。
わかりやすい例で言えば
・修正と一緒に参考のURLを載せる、画像を添付する
ってことですね。今までと重なりますが(笑)
指示と違うデザインが上がってきた時の原因とは?
高橋
指示と違うデザインが上がってきたときは、その時その時の原因があると思うので、難しいな〜と思います。
横堀
難しいですよね( ; ; )
高橋
でも、まず一番大事なのは何が原因でこうなったのか?を確認することですね!
・一番初めの伝達ミス
・説明が足りていなかった
・デザイナー側の認識に相違があった
・コニュニケーション不足で違う方向に行ってしまった
・第三者と話し合っているうちに違う方向に行ってしまった
こういったことをすぐにもう一度オリエンテーションしてデザインのゴールをしっかりすり合わせをすることですね!
横堀
1人で作業する時間が増えてしまうと、思い込みで違う方向に行ってしまったり、私も経験があるので、、、定期的なコニュニケーションは大事ですね!
相山
サンプルをたくさん出すっていうのも大事だよね!
「クールなデザイン」「あったかいデザイン」っていう感覚を認識するために、figmaとかにサンプルをたくさん貼り付けて絞っていくって感じだね!
相山
ちなみに、過去に全然違うわ〜っていう経験はしたことあるの?(笑)
高橋
あ、、ありますね、、(笑)
横堀
(´⊙ω⊙`)
相山
それが提出間近で起こったら怖いね(汗)
デザイナーが求める理想の修正指示とは?
平岡
今までで僕が良かったと思うのは、
・初めの段階でデザインのいい例と悪い例の2つを貼ってくれていたこと
ですかね。それがなかったら、ラフは良かったけど完成するにつれて方向がズレていくってことが起きていたかもしれないです。
相山
それすごい大事だね!
平岡
例えば、「かっこいいデザイン」という中にもいろんなジャンルがあって、悪い例を見せてくれていると迷うことは少くなくなって方向もずれずらいですね!
横堀
私からは、
・デザインの目的や方向を伝えてほしい
・修正の目的を伝えてほしい
ですかね。
例えばボタンデザインの修正で青から赤に変更する場合は「今のサイトデザイン全体の中で使っていない色にして、かつ、購買意欲の上がる赤色に変更しようか」みたいな説明があるとすごく納得できます!
平岡
そうですね〜横堀さんが言っていることももちろん。
・マージンや余白の指示は数値化して細くしてほしい
ってことですかね。
気持ちよく仕事をするために気をつけていること
横堀
おまけで「気持ちよく仕事をするために気をつけていること」も聞いていいですか!
相山
基本的にslackとか文字上で会話することが多いから、デザインが上がってきた時に無反応はよくないよねー(笑)
一同
そうですね(笑)
相山
やっぱりいいデザインが上がってきたら、ちゃんと「いいね!」とか褒めることは忘れずにしたいね!
無反応で修正ばっかりだと不安にもなるし、モチベにも繋がるよねー。< br>
「ここすごくいいんだけど、ちょっとだけ〜」って修正の方がきっといいよね(笑)
高橋
褒められて悪い気はしないですからね(^^)
最後のまとめ
相山
今回の座談会を行なって、やはり一番初めのオリエンテーションでお互い同じゴールを認識して、共有できることが大事ってわかったね。
高橋
こうして考えてみると、案外修正指示出すの難しんですね(笑) デザインそれぞれでいろんなケースの修正が出てくると思いますが、細かく丁寧に修正を入れてあげるとこが大事ですね!
平岡
明確な修正指示でも、多少分かりにくい修正指示でも、そのままやるのではなく、意図を汲み取った上で最終的により良い方向を提案してあげるのがデザイナーの仕事だと思っています。それでもお互いわかりやすさは気をつけていきたいです。
横堀
私も今後、修正指示を出す立場になったときに今までのことはきをつけて気持ちよく仕事をしたいです! デザイナーとして、今回の座談会はとても勉強になりました!みなさんありがとうございました!
修正指示の方法はいろんなやり方があるとは思いますが、やはりお互いが意識高く、相手に伝わりやすいかなど考えて指示を出していくとスムーズに進みそうですね!
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