皆さんこんにちわエンタクルメディア部編集です。
「インスタグラム、X、Tiktok… ちゃんとやっていかないといけないんですけど、なかなか時間取れなくて…」
と言ったお話をご担当様からちょこちょこと耳にする事が多いです。
エンタクルではゲーム・アニメ系いわゆるエンタメ関連企業様とのお取引が多く、WEBを中心にデジタル領域での広報活動を行われているご担当者様が多くおられます。大抵のご担当者様が複数のタスクを抱えながらでのSNS運用となり、思ったように活動できていないということも多いようです。
SNS運用、もっと楽にならない?!
SNS運用を始めようと思うけど何かコツはある?
とご相談されることも多く、それでは1度記事にまとめてみよう。という運びとなりました。
すでにSNS運用を始められている方、これから始めようとしている方の何かの助力になれば幸いです。
そもそもSNS運用とは?
そもそもSNS運用とはなんぞやという話ですが、FacebookやTwitter、Instagram、TikTokなどのソーシャルネットワーキングサービス、いわゆるSNSを駆使して、商品やブランド、IP、サービス….etcなど様々なモノの認知度を高め、ファンとの関係を築くための活動を指します。
エンタクルでお取引のある多くの企業様でもここ数年でSNS運用を積極的に運用されていることが多くなっています。
SNSマーケティングとの違い
SNSマーケティング
→SNSを活用して商品やブランドの目標を達成していく行為
広告を投下したり、キャンペーンをはったり…など広い意味でSNSを活用した広範な戦略自体を指します。
SNS運用
→日々の更新による定期的な投稿やユーザーのとコミュニケーションをとる行動
SNSマーケティングの中の一つの手法がSNS運用になります。
つまりはSNS運用はSNSマーケティングの中の一部とも言えます。
アニメ・ゲーム業界におけるSNS運用の重要性
アニメやゲーム業界でもSNSの活用が非常に重要になってきています。
定常的な情報発信の場という使い方だけでなく、ファンとの直接的なコミュニケーションから作品への熱を高めたり、インフルエンサーとのやり取りを通じて作品の認知度を上げたり、など様々な事例が存在します。
個性的な企画や投稿を行うことでバズを起こし、作品の公開やリリース前から注目度を集めたり話題を起こしたりするアカウントや作品もしばしば目にします。
アニメ「しかのこのこのここしたんたん」ではOPイントロの2.5秒部分を1時間ものループ動画に再編集、SNS上で公開。
その独特のフレーズと1時間という狂気じみたループ具合から中毒者が続出。放送開始前から500万もの再生回数を稼いだ。
SNS運用を成功させるためのコツ・ポイント5選
それでは具体的にSNS運用を行うにあたって、どんなコツが有るのか?どのようなポイントを抑えておく必要があるのか?5つのポイントに絞って解説していきます。
1.SNS運用の目的を決める
SNS運用全般に言えることですが、SNS運用の目的をはっきりさせることが大切です。
あまりにも当たり前すぎる話ではありますが、意外にもここの部分をふわっとさせてスタートさせてしまっているケースを過去にも何度も見ています。
– 作品の存在をとにかく知ってもらいたい
– 放送前・放送中、作品に盛りあがりを持たせたい
など、目的・やりたいこと、もし可能であればどのタイミングでどんなことをしたいか、までを明確に設定し、チーム内でコンセンサスを取れるとベストです。
今後のSNS運用に際して、投稿企画、運営方針、はたまた炎上リスクの判定、など、全ての事案における判断基準をここで決めた「目的」を用いて決定するようにします。
2.ターゲットユーザーを決める
だれにこの情報を届けたいか、は主に運用するSNSメディア選定の際に重要となります。
総務省から発表されたデータを見てみましょう。
ソーシャルメディア利用率
10代:1.youtube 96.4% 2.Instagram 70.0% 3.Tiktok 66.4% 4.X 54.3%
20代:1.youtube 98.2%,2.X 78.8%,3.Instagram 73.3% 4.Tiktok47.9%
30代:1.youtube 94.7%,2.Instagram 63.7% 3.X 55.5%,4.Facebook 46.5%
出典:「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
全年代においてYoutubeは利用率が高いですが、X、インスタ、Tiktokなどでは年代において微妙に利用率に変化があるのが見られます。エンタメ系情報発信においてはXやyoutubeでの投稿が一般的でありつつも、Tiktokが近年盛り上がりを見せています。
Tiktokでは動画での投稿となりやや運営カロリーはあがりますが、10代を中心に外せないメディアになりつつあります。
3.バリエーションを持った投稿をしていく
目的やターゲット、使用するSNSメディアがきまったら後は「投稿」をしていきます。
具体的にどんな投稿を投下していくか。これに関しては残念ながら「これ」という正解はないと思います。
ユーザーがSNSアカウントに期待していること、フォローしたい理由は「これ」と絞ることができない千差万別なものだからです。
とはいえ、それだとあまりに身も蓋もなくなってしまいますので、ここではエンタメ系投稿の一般的なものをみていきましょう。
【作品のOAやローンチ前期間の一般的な投稿例】
– デジタルコンテンツ(アイコン・壁紙)配布企画
– キャラ露出
– 声優露出
– グッズ・イベント情報
– 企画:カウントダウン
【作品のOAやローンチ後の投稿例】
– 放送情報・ローンチ情報
– 作品切り抜き動画
– 企画系:公開アンケート・投票、キャラ誕生日祝い、クイズ、バズ企画
上記に加え、作品関係者やチームの方のリポスト、ユーザへの積極的な絡み投稿なども挙げられます。
投稿に正解は有りません、ユーザーから反応があがればそれが「正解」となります。しかし、投稿に対しての正解はあります、それは「コツコツ地道に、前向きに、投稿を重ねていく」ことです。それらが大きなうねりとなり、作品自体の認知を押し上げていくことを忘れないでください。
その他、よく使われる投稿アイデアの例も載せてきおきます。
– トレンド(時事ネタ)ワードを入れた投稿
– モーメントカレンダーに沿った投稿
4.リスク管理をする
SNS運用におけるメリットはコストを抑えながら、作品やサービス、ブランドの認知拡大ができることにあります。
一方で炎上などの「リスク管理」を行う必要があり、SNS運用上でのデメリットとも言えるでしょう。
しかし、事前に準備をきちんと行っていくことリスク発生率を最小限に抑えることもできます。
起こってから対応するのではなく、事前の準備が重要となります。
■基本ルール
■投稿デバイス外でのログインは禁止する
■炎上発生時の連絡体系をきめておく
■炎上発生時は慌てない、各事象への最終判断社へ迅速に正確な情報をつたえる
事前チェック項目
■誤字脱字
■偏見や差別的内容の有無
■著作権侵害の有無
■個人情報などプライバシーに関わる内容の有無
■リンク先の確認
■投稿内容と投稿日に誤解を生む関連性の確認
■競合や特定団体を刺激する内容の有無
炎上時の対応
■炎上の原因の特定
■炎上の原因となる投稿の削除有無の判断
■ 関係各所への連絡を迅速に正確におこなう
炎上などイレギュラー発生した際の体系図を必ずさせくしておきましょう。
誰が、どのような方法で、だれに、いつまでに、何を伝えるか
を明確にします。
最終的な判断者は報告を受けた後に
– 該当投稿の削除有無
– お詫びの掲載(公式サイト・各種SNS)の有無
を判断します。
これらの判断を迅速に行うために、炎上の内容なども幾つか分類別けしてあらかじめ方針を決めておくとスムースです。
例えば、根拠のない執拗な批判、広告やイベントに対する私的な批判などにはどのような対応をとるか、外部型炎上、つまりはユーザー間で発生した炎上などに対してどのように対処するかなども事前に方針をきめておきます。
5.アナリティクス分析を行う
定期的に投稿の分析を行います。
※各種SNSでの分析の詳細はここでは割愛します。
インプレッション数とリーチ数しらべる
各投稿がどれだけのユーザーに表示されたか(インプレッション数)と、何人のユニークユーザーに届いたか(リーチ数)を確認します。これにより、特定のコンテンツがどれだけ広く見られているかがわかります。
投稿タイプの効果測定する
写真、動画、リンク、テキストなど、異なるタイプの投稿のパフォーマンスを比較し、どの形式が最も効果的かを見極めます。
年齢と性別から投稿内容を検討する
フォロワーの年齢層や性別比を把握し、ターゲットに合わせた投稿内容を企画します。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
アニメ・ゲーム系のSNS運用という角度からまとめましたが、一般的な運用の際のコツやポイントも含めていましたので何かしらの参考になれば幸いです。
また宣伝にはなりますが、エンタクルでもSNS運用支援をおこなっております。
エンタメ系分野でのクリエィティブやSNS用バナー・動画の制作の知見を活かして、ご予算に合わせたクリエィティブの作成、運用提案などを行っています。自社での運用に限界がある、少し相談したい、などまずはお気軽にお問い合わせください。