こんにちは!
夏の暑さが嘘だったかのように寒い日が続き、あっという間に新年が近づいてきましたね!
この時期になると福袋の予約販売などが始まり、お正月を感じられる和風のデザインを見かける機会が増えてきました。
ということで今回は「和風」にちなんで、アニメ・ゲームの和風を感じられるタイトルロゴデザインをまとめてみました!
逃げ上手の若君
鎌倉幕府滅亡後を舞台に、逃げを得意とする幕府の正統後継者の主人公が鎌倉奪還を目指す物語です。
『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』で有名な松井優征さんの新作ということで、話題になりましたね。
パッと見左右不均衡に配置された文字ながら、バランスが取れていてどっしりとした安定感のあるロゴです。
ロゴタイプの所々が勾玉のようになっていたり、ルビのあしらいの菱形や唐草文様が「和」を感じさせます。
全体的にくすんだ色味で配色されているのも、和風っぽさを感じるポイントかと思います!
天穂のサクナヒメ
今年ついにTVアニメ化された「天穂のサクナヒメ」。
神々の住む「頂の世」と人間の「麓の世」を舞台に、豊穣神サクナヒメが鬼と戦いながら成長する物語です。
力強さと温かみを感じられる筆文字のロゴ。稲穂の金がアクセントになっていて素敵ですね。
ロゴタイプに沿う形で稲穂のモチーフが入っているので、作品のテーマである稲作を表現しつつまとまりも感じられます。
よく見てみると「サクナヒメ」の一文字一文字がクワが振るわれている形にも見えて、世界観が存分に表現されているロゴだと感じました!
モノノ怪 唐傘
2007年にノイタミナ枠で放送されて以来、根強い人気を誇る和製ホラーアニメ「モノノ怪」の劇場版アニメです。
ファンタジア国際映画祭で今敏賞を受賞した大作で、来年には第二章の公開も予定されています。
力強くも、良い意味で不気味さも感じるロゴです。
墨の飛沫が飛び散っている表現やあえてカクカクと歪ませた筆跡がおどろおどろしさを出していて、作品の妖しい雰囲気とマッチしていますね!
また、金地の和紙っぽい質感が劇場版アニメという性質のスペシャル感と、本作の舞台である大奥の華やかさを感じられます。
個人的には格好良くてかなり好きです!
さらざんまい
2019年にノイタミナ枠で放送されたテレビアニメで、謎の生命体によってカッパに変身させられてしまった中学生男子3人組が、元の姿に戻るために奮闘する物語です。
そもそもタイトル自体が某有名寿司チェーン店に似ている響きなことに加えて、ロゴタイプも別の某有名寿司チェーン店を彷彿とさせるデザインなので、かなりインパクトを感じますね!
ひらがなと欧文を分ける罫線のあしらいにしめ縄のようなモチーフが使用されていることから和のテイストを感じつつも、
ひらがな部分は筆字でありながらシステマチックで手書き感があまりないことに加え、欧文テキストはSFっぽさを感じるデザインになっていることから、和風よりも「ネオ和風」という分類の方が合いそうです。
遊び心と今時っぽさを感じる素敵なロゴだと思いました!
モノノケの国
和風異世界を舞台にした3Dアクションアドベンチャーゲーム「モノノケの国」。
主人公の相棒である柴犬のムサシと共に、獣人や神様たちが暮らす世界を冒険する物語です。
太字でどっしりとしていて、少し歪な筆跡が手書き感を感じさせる温かみのあるロゴです。
「国」の文字が象形文字っぽいデザインになっているのが、和風っぽさを引き立てているポイントですね。
この文字、よく見たら犬の顔にも見えてきて可愛らしいです!主人公の相棒であるムサシをモチーフにしているんでしょうか?
ゲームには動物モチーフのキャラクターが数多く登場するようなので、もしかしたらそういった意味合いもあるのかもしれないですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、アニメ・ゲームの和風を感じられるタイトルロゴデザインをご紹介しました!
こうして見てみると、和風を感じられるロゴには大体以下の特徴があることがわかりました。
①筆文字や明朝体
②伝統紋様や、日本独特のモチーフを使用している
③伝統色(くすんだ色味)や、縁起の良い色(赤・白・金)でまとまっている
それに加え、それぞれの作品を象徴するモチーフや工夫が凝らされることで独自性のある素敵なロゴが生まれるんだと感じさせられました!
来年もどんな作品に出会えるのか非常に楽しみですね!
皆さんも自分の好きな作品のロゴを改めて観察してみてはいかがでしょうか?
何か新しい発見があるかもしれませんよ!